プロトン電池「やぶさめ」

特徴
1.世界最高峰レベルの超ハイパワー
 セル単位では1,000C(3.6秒で充放電)、モジュール(製品)単位では200C(18秒で充放電)が実現できています。更なるハイパワー(短時間での充放電)を目指すべく開発を行っています。

2.フローティング
 制御システム無しに電池自体が自発的自立的に規定電圧を維持するような機能を保有しています。

3.バイポーラ構造
 ハイパワーとコンパクト化が実現できています。

4.固体電解質
 積層構造によりコンパクト化が可能となります。また、使用温度帯が広く取れますので-40℃から80℃までの使用が可能となります。したがって、温度監視装置、ヒーター、冷温停止、などが不要です。

5.世界最高峰の耐久性
 通常の蓄電池の寿命は数千回の充放電です。当電池は充放電による劣化は今のところ観察されておらず、実質無限に充放電できると思われます。現時点で実験継続中ですが、80万回の充放電で劣化が観測されていません。

6.安価であること
ハイパワー、劣化しない耐久性、巻回式製造によるRoll to Roll製造によりkW単価やkWh*充放電回数単価は世界最低価格での販売が可能となると予測されています。

水電解装置「やぶさめ」

1.世界最高峰レベルの水電解効率=102%

 電極を三次元にすることで反応面積を増やし、アルカリ水溶液を流通させ、濃度境膜を破壊する、など様々な独自技術により世界最高水準の水電解効率を達成しています。

2.バイポーラ構造/固体電解質
 プロトン電池「やぶさめ」と同様にバイポーラ構造と固体電解質を使っています。したがって、ハイパワーによる水電解を実現できますし、コンパクト化が可能となります。

燃料電池「やぶさめ」

1.世界最高峰レベルの発電効率=84%

  三次元電極にして反応面積を増やし、水素、酸素を流通させ電極表面と接触させ、固体電解質によりイオン導電を確保する 、など様々な独自技術により世界最高水準の発電効率を達成しています。

2.バイポーラ構造/固体電解質
 プロトン電池「やぶさめ」と同様にバイポーラ構造と固体電解質を使っています。したがって、ハイパワー発電を実現できますし、コンパクト化が可能となります。

リバーシブル燃料電池・蓄電池「やぶさめ」

1.世界最高峰レベルの充放電効率=86%

  蓄電エネルギー媒体に水素を活用する蓄電池の中では世界最高水準の充放電効率を達成しています。水電解装置「やぶさめ」で達成した水電解効率102%、燃料電池「やぶさめ」で達成した発電効率84%、つまり、102%×84%=86%を達成しました。

2.フローティング
 制御システム無しに電池自体が自発的自立的に規定電圧を維持するような機能を保有しています。

3.バイポーラ構造/固体電解質
 プロトン電池「やぶさめ」と同様にバイポーラ構造と固体電解質を採用しています。したがって、ハイパワーの充放電を実現できますし、コンパクト化が可能となります。

4.安価であること
 通常の蓄電池は高価な金属に電気を貯めます。当電池は空の水素ガスボンベに電気を水素に変換して貯めます。したがって、電気貯蔵コストのコスト構造が全く異なるのです。コスト構造優位の為、世界最安値水準で製品提供が可能であると予測されています。
 また、これも通常の蓄電池ではあり得ませんが、kWとkWhの比率を自由に変えられます。水素貯蔵タンクの増減により可能です。したがって、顧客ニーズに合致したkWとkWhが提供できますから余剰な設備が不要となります。

新型ガス化炉(熱分解・改質炉)

 ガス化炉は完成された技術だと思われている事が多いですが、実は大きな問題があります。
1.タールが発生する問題
2.炭が未反応で残ってしまう問題(残留チャー問題)
3.燃料の乾燥が必要

 この3つの問題を解決する新型ガス化炉が現在開発中です。

 再生可能エネルギーによる発電、つまり、太陽光発電、風力発電、水力発電、などの発電により、電気を作ることはできますが、化石燃料由来でない炭素を作ることはできません。

新型ガス化炉により、有機物を熱分解、改質を行い水素、一酸化炭素、二酸化炭素を生成し、発電、FT合成による石油生産、メタノール合成によるメタノール生産、また、メタノールから合成されるエチレン、プロピレン、などの化学工業に必須な物質を生産することができます。